落水荘を目指して。その1
学生と2人で600kmも離れたピッツバーグの落水荘(falling water)を目指すという冒険に出たのです。
ちなみに、東京ー大阪間が500kmです。
相棒は、FORD FUSION ナカナカ良いマシンでした。あれを除けば。
アメリカはとにかくデカイ。と思いました。高速道路の道幅の余裕さが違います。
道路の端には、タイヤがたくさん転がってある。
広すぎて、片付ける人がいないんだな。
だって、こんな「over size road」の家が平気で走れるんですもの。
日本語表示も出来るカーナビが命綱。
こいつがないとNYの脱出も難しかったでしょう。
後で知りましたが、日本でも売ってる割と安いGARMINていうカーナビでしたが、
これが、余計な情報一切表示しないでわかりやすいのなんの。
日本のメーカーはいろんな機能ばっかりつけて何やってんだろうと思いました。
しかも、時間がすごくシビア。
私のは余裕みて計算して近づくと一気に予定時刻が縮まるけれど、そんなの無し。
必死で走らな、予定通り走れない。
ところが、NYを出て2時間くらい走ったところで、カーナビが「バッテリー残量低下」の表示。
「え?なんで?」
と思ったら、シガーライトソケットのジャックに電気が来ていないことが判明。
そんな車をレンタカーで貸すなんて日本じゃあり得ないでしょー。
これはまさに「オーマイガッ!」
見る見るうちに電池は無くなり、ブラックアウト。
これが、問題のシガーライトソケット(抜いた後)
仕方がないので高速降りて、トラック野郎のガレージにお邪魔して、「ヘルプミー。」
ガタイのすごいお兄ちゃんが一生懸命見てくれて、最初、何言ってるのかわからなかったのですが、
「ヒューズがブロークンだ。」とのこと。
「このヒューズはここには無い。ここじゃ無理。HONDAに行け。」と。
FORDなのに、HONDAでいいの?と思いながら、手描きの地図を頼りにHONDAに着く。
本当にあんな地図でついちゃった。アメリカはシンプル。
HONDAだから日本人いるかなぁなんて淡い期待は砕かれて、
何言ってるかよくわからないけど、ダラーラレンタカーに電話をしてもらいました。
続く。