湯たんぽ その1
セラミックジャパンより、yutanpo(湯たんぽ)を発表いたします。
秋田先生にセラミックジャパンの大橋社長をご紹介頂いてから1年半が経ちました。
「ここに出来なければ他ではできない」と言われるほどに技術力が高く、
デザイナーからの信頼も厚いのが愛知県瀬戸市にあるセラミックジャパンであります。
秋田先生のdo・nabeもセラミックジャパンの製品です。
本当は1年前のこの展示会を目指してその半年前からやってはいたのですが、上手くいかず昨年はモックアップのみの展示となりました。
その後も試行錯誤を重ねまして、型修正を何度となく繰り返しました。
陶器は高温になると焼成軟化という現象が起きます。
最高温度で瞬間的に柔らかくなるのです。
このやや平たい形状は、その軟化に対して非常に弱い形状でもあるのです。
設計通りに作ると、凹んでしまう。
だから高めに作りなおすも、今度は垂れなさすぎて高い。
さらに、通常では脱型できない造形が含まれていること。
シンプルに見えていろいろ難しい事がありまして、そんな繰り返しで、ようやく発表できるものになったようです。
というのも、直前まで上手くいきませんで、私も最終サンプルはまだ見れてはおりません。
私は私で、湯たんぽのカバーをどうするかに奔走しており、
近くの縫製屋さんに無理を言って何度も作りなおしていただき、昨日ようやくカバーもできたようなところであります。
↑これは、最初に描いたCGです。
つづく。