ナカダイ工場見学

群馬県前橋市のナカダイさんに工場見学に行って来ました。

プロモデラーで多摩美でも教えておられる春日亀先生のお誘いで。

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ゴミが行政などから集められて、選別、加工処理される中間処理施設という場所です。

中間処理施設は全国に五万箇所、各都道府県に100くらいあるそうですが、私たちにはあまり馴染みがない場所です。

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積み上げられている金属パイプとプラスチックでできたケースがカッコいいと思いましたが、

これ自身もゴミで、一ヶ月に60個が集まるのだとか。

この容器は洗剤を入れておくための容器だそうで、もっと簡易にしたら良いのですが、簡易なビニールのようなものにすると、内容物が漏れるような事故が起きたときのリスクが高すぎるためできないそうです。

高濃度の洗剤は、一滴だけでも扱いが大変だとのこと。

この容器についた匂いで、周囲には良い香りが広がってました。

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このドラムのようなものは全て商品のビニール包装の塊。

廃盤になったり印刷の色が悪いなどするとこんな巨大なゴミになります。

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これはベッドのスプリングコイル。

スプリングのベッドがベッドの中で最高ということになっていますが、ゴミになると、機械でも容易に圧縮できない手強いバネとなるそうです。

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スキー板は、側面に金属が使われており、取り外すのが大変困難だそうで、処理にたいへん困るそうです。

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キレイな木のパーツですが、廃盤になったのでしょうか?大量に置かれていました。

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これ、なんとエアバッグ。

普段はお目にかかれないものですが、丈夫な布で出来ていて、素材として魅力があります。

縫い糸もカラフルで理由がありそうです。でも、こんなに山ほど。

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使えそうな家具もたくさん。

引き上げるのは会社の引っ越しなどの時で、100脚単位とかになるそうです。

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医療で使われるこのようなものは一度で役目を終えて、ここに来ます。

命を支えるってこういうことなんですね。

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これは、タバコの自販機のラベル。

こんなものがゴミになるなんて考えもしませんでした。

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これは、携帯電話のバイブ用のマグネット。

本当になんでもあります。

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もったいないと思われた方も多いと思いますが、ナカダイさんは、これらを素材として扱い、

消費者にダイレクトに販売していける仕組みを構築中です。

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倉庫の二階の棚には整然と分類された素材が並び、見やすいように工夫されています。

今までの、中間処理施設ではここほど細かい分別はしておらず、くしゃっとしてリサイクルか埋め立てをしているそうです。

ナカダイさんはこれらの宝物をもっと有効に活かすべく、デザイナーと組んで商品にしたり、

東京デザイナーズウィークに出展したり、新しい廃品の流通を生みだそうとしています。

とても重要なことだと思いましたし、こういう目に見えない部分に、今の暮らしが支えられている現実に驚きました。

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モノを買う時は、一生使うつもりで買わないといけませんね。
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by planettv | 2011-07-18 14:24 | sustainable