足元にある宝物

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久しぶりに木を削って、穴をあけて サイドテーブルらしきものを制作。

機械もろくにないので、出来る作業範囲でいつもデザインを考えます。

でも、そういったことを出来ない理由にしないことがいいデザインの秘訣だと思います。

接ぎ板はいろいろ見積りを取りましたが、最終的にネットでサイズ指定して購入しました。

木工所はどこも仕事がないので、こういった個人のDIYに応えてくれるところがもっとあればいいのにと思います。

実際、喜んで応えてくれる零細企業は多いのですが、自分でものを作りたいと思っている一般の人と全くつながっていきません。ホームページもないようなところばかりですし、職人ばかりでPRがへたくそです。そんなこと考えもしません。

だから、しょうがなく、ホームセンターに行くのですが、いい材料はほとんどありません。

東急ハンズにいくしかないと私も思ってました。






今回、学生の演習課題でLED照明をやっていますが、

さすがに、LED照明の実働モデルは自分で作るには限界があります。

こんな田舎でも探せば、近くに信じられん値段でやってくれるアクリル屋さんや、

材料費だけでここまで加工やってくれるかと驚く銘木屋さん。

レーザー加工できる刺繍屋さん、鉄工所。

黒壁ガラスの親切すぎる作家さん。

すごい技術の工学部実習工場などいろいろあるもので、

みなさん、本当に親切に、学生が頼みに行くと逆にとても喜んでくれています。

田舎ですし、大学に何も設備がなくたって、周りにはいろいろな地場産業があります。

そういった人たちとつながって、その人達も喜ぶし、学生にとってもありがたいことだし、

もっとこういう両者にとって幸せな関係作りをしていくことの大事さに今更ながら、

気づかされた次第です。

学生もコミュニケーションをとりながら、できたモノを目の当たりにして、今まで私が見た事ないくらいの嬉しそうな顔をしています。

職人さんも学生の発想が面白いと嬉しそうなのです。

こういうものづくり技術のアーカイブの集積と情報化を地方でもやれば日本の構造も変わって行くような気がします。

仕事がなくて、高齢化していくばかりの日本のものづくりの現場。

すぐ足元にある見えなかった宝物をどうするか。地方再生のヒントがあるような気がします。
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by planettv | 2011-07-02 22:27 | design