美濃焼をめぐる、うつわの旅 その1

長いブログになります。


MIJP(メイドインジャパンプロジェクト)の後藤さんに誘われまして、

ニッポンブランド・マイスター講座
第二回 美濃焼をめぐる、うつわの旅」に参加してきました。

歴史的・文化的価値のある古い機械器具、工場遺構や現場である工場などを訪ねて、モノづくりの心に触れ、学び、体験するという今注目されている産業観光です。
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小さめのバスに乗って工場をまわります。

まずは、小田製陶さん。
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とにかく大きい工場。

信楽でも大きな工場を見てましたが、比ではない感じでした。
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全ての自動化に驚きました。

信楽の内こては平面でしたが、ここは回転する金属の固まり。

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自動でバリを取った後と、その前。

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自動で絵付けをする機械。

ウレタンゴムで判子のように次々押していきます。

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その生産量の多さに驚きました。

あと、焼く時に必ず焼くための専用型に入れて、大量に重ねて窯に入れます。

信楽ではあんまりしてないです。

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売れるのはタジン鍋だけ。とはどこの産地でも同じことを言ってます。

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廃棄品。ここでは廃棄率は8%だそうです。

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83mもあるトンネル窯。

24時間稼働し続けて2日くらいかけて出てきます。

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ちょうどタイミング良く、焼き上がった品が自動で出てきました。

窯元でもっとも恥ずかしいことは、トンネル内で製品が倒れてしまったりすることだそうです。

機械を止めて、800℃もある中に耐熱服を着て回収に行くのだそうです。

トンネル内大半の製品がダメになるそうです。

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ショールームにはブルースデザインの小林さんの作品が。

ここで作られているのですね。

小田陶器さんは自動化と圧倒的な生産力で、新しいモダンなデザインにもかなりチャレンジされているような窯元さんでした。

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移動中の車内。

満席御礼。

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移動中、たまたま火入れをしている登り窯に出会いました。

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窯の前では昼間から酒を飲んで宴が行われていました。

楽しそうですが、三日くらい寝ずに火を入れ続けないといけません。

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昼食はころうどん。冷たいうどんのことをそう呼ぶそうです。
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ひつまぶしみたいに三回違う食べ方で食べて、美味しかったです。





美濃焼といっても、土岐市、多治見市、 瑞浪市、可児市にまたがる広範囲の産地で、

その中の土岐市にある町「駄知」を中心にまわりました。

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駄知の町並みを見下ろすと大きなトタン屋根の工場がたくさんあります。

駄知だけで型屋が8件、窯元は50件もあると聞いて驚きました。

美濃焼の土岐市の一部でその規模です。

いかに産地として巨大かが伺えます。

年配の方は瀬戸物と呼びますが、美濃焼も瀬戸焼ももひっくるめてそう呼ばれてきたそうで、

有田などの他産地の生地もここで作って運ばれていたりするわけです。

美濃焼は国産の陶器のシェア50%以上という、その大量生産によって、安くて品質の良いものを私たちの暮らしに供給してきました。

そういうわけで、いまは、なんでもできるが故に美濃焼のアイデンティティが薄いのが悩みのようです。




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次は圧力鋳込みの工場。井野。

信楽では大きな窯元一社にしか圧力鋳込みがないので、そういうものかと思っていましたら、

ここは小さな工場で圧力鋳込みのみをする工場でした。

つまり、土を流し込んで乾燥までがここの仕事。

焼くのはまた別の所。美濃は細かい分業体制で作られているそうです。

初めて見る皆さんからは驚嘆の声。

私は朝早かったので、眠くて倒れそうでした。。。




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次は型屋さん。三鈴製型所。

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目の前で実演。ろくろに載せて棒を壁に当てて刃物で削っていきます。

壁のすり減り方が渋すぎます。

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素晴らしい原型モデル。



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次は、窯元もされながら、作家としても高名な酒井先生の工房。好山陶苑へ。

のちに、多治見の様々な場所でこれらの作品を目撃することになります。

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のちに、小さいお茶碗とかかなりのお値段で売られていました。

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最後に釉薬屋さん。カネアツ釉薬。

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タジン鍋の色合わせに、50パターンの調色。

違いがわからないです。




夕食はオリベストリートにある澤千さん。

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すごく良いお店で美味しい料理でした。

チョンマゲ羊羹をみんな知ってました。

デザインのコミュニケーション力はすごいですね。




そういえば、さっきは、大阪ほんわかテレビで富士山グラスバカ売れの特集が。

月に2000個売れるんですって。いいなあ。




utte マルシェまであと3日。
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by planettv | 2010-09-19 23:22 | design